平成14年1月からエコドライブ活動に本格的に乗り出し、社外コンサルタントの指導も得ながら、全社的にこれまで展開してきました。
その結果、活動開始初年度は12%強の燃費向上を果たすことができました。ただ最近では、燃費向上が「頭打ち」状態となり、この現状をどう打開していくかが現在の大きな課題となっています。
社長を委員長とする「エコドライブ委員会」および環境課を本社に設置し、毎月の目標数値や重点活動項目を設定し、その推進状況のチェック、指導・監督を行っています。
また、各支店や運行種別により、全ドライバーを約50の少人数グループに分け、「エコミーティング」を毎月開催しています。このミーティングのなかでは、グループリーダーのもと、各ドライバーが省燃費の具体的な数値目標を掲げ、成果や反省点を話し合います。また、成功例については、その工夫や対策などがノウハウとしてグループメンバーに共有され、さらに、全ドライバーへと水平展開されています。
基本的には各グループの自主性を尊重し、結果の優劣は付けず、ドライバーの「環境運転」推進への参加意欲を重視しています。
どのようなやり方なら受け入れてくれるのか、長続きするのか、ドライバーの立場に立って考えた結果、強制的に押し付けることはせず、「〜しよう」と呼び掛け、ドライバーの自主性を重視することのほうが、より良い結果が期待できると判断したからです。
この賞は、環境保全のため、多年にわたり、顕著な功績のあった団体・個人を表彰する制度で、環境省が最も重視している表彰です。
平成22年度の受賞者は、団体では、当社、福井貨物自動車株式会社、個人では11名の計12件でした。